消防職員が使っている個人装備〜とりあえずこれを揃えておこう〜
こんにちは健二です。
僕のtwitterの質問箱で「健二さんの個人装備はどのようなものを使っていますか?」というような質問が多かったため、今回は僕が使っているものを含めて若手消防職員向けに「とりあえずこれは揃えておけ!」というような個人装備を紹介していきたいと思います。
1.革手袋
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消防職員として活動や業務を行うときには必ずと言ってもいいほど革手袋を身につけます。
安全管理という点で人間の体の中で一番器用に動いて使用頻度の高い手を守るためです。
訓練時、ロープワークやその他の資機材の取り扱いをするときも手袋をはめるので、手袋は破けたりなどの損傷を負うことが多いです。
基本的に破けたり、穴の空いた手袋は空いた穴から素手へ熱を持った機器に触れてしまって火傷をしたりなどの受傷を防ぐために使用してはいけません。
なので革手袋は何枚持っていてもいいでしょう!!
(Amazonでもう少し安いものもありました)
2.安全帯
次に安全帯です。
消防職員の多くはこの1本吊りのベルトのことを安全帯と呼んでいる方がまだ多いですが、高所作業をするにはフルハーネス型の安全帯というものを身につけなくてはならないとされています。
今回は話がズレてしまうのと、消防職員は高所作業の資格が必要ではないのでフルハーネス型の安全帯の話は割愛します。
安全帯というのは簡単にいうと命綱のことです。
高い位置や落下の危険のある場所で活動するときはこの安全帯についているロープを固定物に取り付けて自己確保という落下リスクに対するケアを行います。
この安全帯は消防職員各1人につき1本は必ずと言ってもいいほど持っている方が多いと思います。
3.ハンドライト
次にハンドライトです。
消防職員は指令がかかれば24時間、昼夜を問わず活動をするのでもちろん暗所での活動をする機会も多いです。
消防職員も人間なので真っ暗な状態だとまともに活動もできませんし、何より危険要素の多い現場で視界が悪い状態だと自分が受傷してしまう危険性も高いです。
照明器具はもちろん消防車にも積載されていますが、個人が移動するたびに自由に持ち出せるほどの量は積載されていることは少ないです。
なので、各職員1本は個人でハンドライトを持っていることが多いです!
ハンドライトの選び方として
明るさ(ルーメン) 防水かどうか 防爆かどうか
という選び方があります。
必須条件とするとまずは防水性能です!
せっかく買ったライトが火災現場で使ってそれ以降使用できなくなってしまうのは悲しいですよね、、
明るさはルーメンという単位で表記されていることが多いです。
なるべく高いものを選べばよいでしょう。
防爆というのは可燃性のガスが充満している場所で使用しても爆発が起こりにくいですよ。という機能です。
あれば良いですが初めてのライト選びに深く考える必要はないでしょう。
4.ヘッドライト
次はヘッドライトです。
ハンドライトとの大きな違いはヘルメット等に取り付けて明かりを確保できるので手が塞がらず、効率的な活動ができます。
選び方はハンドライトで説明をした通りです。
防水だけはついていることを確認しましょう!
5.防水メモ帳
最後に防水のメモ帳です。
新採用や若手の職員だと覚えることが多くてメモをとることが多いのですが、火災現場での活動でせっかく書いたメモが水に濡れて使い物にならなくなってしまった経験が僕にあります。
メモ帳は防水のものを買って水対策をして現場でもメモを使える準備をしておきましょう!
おまけ
ハンドライト、ヘッドライトで個人的に最強だと思っているメーカーに「レッドレンザー」というメーカーがあります。
明るさをはじめ、ライト界の頂点に君臨する製品だと思いますのでお値段は高いですが興味があってお財布にいくらか余裕のある方はぜひお試ししてみてください。