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消防士に役立つ!必要な免許・資格一覧

消防士の資格

様々な活動をする消防士 消防士が取得する免許・資格は?

こんにちは、特殊無線技士の健二です。

今回は消防士の多くの方が取得している免許や資格、講習についていくつか紹介したいと思います。

消防の取り扱う業務は幅が広いためどの資格をとっても役立つようなものばかりなのですが代表的なものに絞って紹介していきます。

目次

1.自動車運転免許

まずはこちら、日本一取得が容易だと言われている国家資格「自動車運転免許」です。

多くの方が持っている「普通自動車運転免許」や「中型自動車運転免許」「大型自動車運転免許」などがありますね。

消防は主に車を使って災害現場まで向かったり活動をしたりするので自動車運転免許は消防職員にとって必須な免許ともいえるでしょう。

各免許によって運転できる車両の大きさ(重量)が変わってきますので取得の際には自分の消防本部が保有している車両はどの免許があれば運転できるのかを把握しておくのが良いでしょう(大型免許をとってしまえば関係ありませんが、、)。

各免許で運転ができる車両はおおよそこんな感じです

普通自動車運転免許

18歳から取得ができる一般的な普通自動車を運転できる免許です。

高規格救急車や指揮車などのバンをベースにした車なら運転ができます。

準中型自動車運転免許

平成29年から新たに新設された準中型運転免許では比較的サイズの小さい消防ポンプ自動車であれば運転ができるかもしれません。

こちらも18歳から取得ができます。

中型自動車運転免許

中型自動車運転免許ではほとんどの消防ポンプ自動車が運転できるでしょう。

消火用の水を積載している水槽付きポンプ自動車もほとんどのものが運転できると思います。

20歳以上でありいずれかの免許を取得してから2年以上経過した方が取得することができます。

大型自動車運転免許

大型自動車運転免許は車両の重量に限らず(特殊車両を除く)運転することができる免許です。

救助工作車やはしご車などもこの大型自動車運転免許があれば運転することができます。

21歳以上でありいずれかの免許を取得してから3年以上経過した方が取得することができます。

救助隊などを目指す消防士にとっては必須の免許といえるでしょう。

ちなみにサイレンを鳴らして緊急走行をするための条件として「21歳以上」「いずれかの免許を取得してから3年以上経過した者」と決まりがあるので注意してください。

2.救急救命士

救急救命士は救急に関する国家資格です。

取得の方法は、専門学校や大学などで専門的な教育を受けて国家試験を受験するか、消防署へ入職してから公費で救急救命士養成所へ派遣してもらって教育を受けて国家試験を受験するという2つのパターンがあります。

前者では救急の即戦力として入職から2~3年で救急車に乗ることができるでしょう。

後者の場合規則にならうと国家試験受験までに最短でも6~7年後の資格取得になると思われます。

3.小型移動式クレーン

小型移動式クレーン講習を受けるとつり上げ荷重5トン未満の小型移動式クレーンの運転ができる国家資格を取得することができます。

救助工作車にはこの小型クレーンが積載されているのでこの小型クレーンを運転するためには小型移動式クレーン講習を受ける必要があります。

小型移動式クレーン講習は技能講習センターにて受講できますで受講する際は近くの技能講習センターに問い合わせをしてみると良いでしょう。

4.玉掛け技能

玉掛け技能講習を受けると制限荷重が1トン以上の揚荷装置又はつり上げ荷重が1トン以上のクレーン、移動式クレーン若しくはデリックの玉掛けの業務がが可能になります。

玉掛けとはクレーンなどに物を掛けたり外したりする作業のことです。

決して玉をひっかけることではないので覚えておいてください(笑)

まとめ

今回は消防士に役立つ4つの免許・資格を紹介しましたが、消防・救急・救助と個人で目指す分野によって必要になる免許や資格は違ってくるので何とも言えませんが、採用試験対策で取得しておくと加点になることは間違いないでしょう。