消防署の勤務形態 休暇について
こんにちは。健二です。
朝から深夜まで出動する消防署。
「そんな消防署の勤務形態はどうなっているの?」という疑問に答えるため本日は書いていきたいと思います。
そんな私は本日はもちろん休日ですよ!(笑)
目次
1.消防署の勤務形態について
それではまず消防署の勤務形態かお話しししていきましょう。
消防署での勤務では大きくわけて日勤と隔日勤務という2つの勤務形態に分かれます。
日勤
日勤とは言葉の通り日中勤務することを表します。
主に出動する職員ではなく事務処理をメインにする職員がこの日勤であることが多いでしょう。
具体的な勤務のしかたとすれば
月~金 出勤 土日祝 休日
勤務時間 8:30~17:15
(お昼休憩12:00~13:00の1h)
であることが多いです。
イメージとしては普通のサラリーマンと同じ勤務形態ですね。
部署や時期によっては残業することもあると思います。
(※自治体や部署によって業務量は大きく異なります)
隔日勤務
隔日勤務とは「日を隔てて勤務する」という言葉の通り、出勤と休日が1日ごとや2日ごとに来る勤務形態です。
隔日勤務をする職員は主に災害出動をする職員や、指令センターの職員など、24時間体制で勤務する必要がある職務の職員がこの勤務形態であることが多いです。
消防署の隔日勤務では「2部交代制」と「3部交代制」に分かれることが多いです。
交代で「勤務日(当務)」「非番」「週休」をサイクルして24時間体制で仕事をしています。
※「非番」…仕事明け。夜勤明けのこと。
※「週休」…休日。丸1日休み。
2.2部交代制について
「2部交代制」では勤務の班を2つに分けて24時間交代で勤務します。
1か月はおおよそ30日なので1部、2部共に約15日の勤務日がありますが、
1か月に15日×24時間勤務だと働きすぎなので出勤の日が1か月におおよそ10日になるように勤務日に交代で週休が入ります。
例1)1部、2部で比較
1部
月「勤務」 ⇒ 火「非番」 ⇒ 水「勤務」 ⇒ 木「非番」 ⇒ 金「勤務」 ⇒ 土「非番」 ⇒ 日「勤務」
2部
月「非番」 ⇒ 火「勤務」 ⇒ 水「非番」 ⇒ 木「勤務」 ⇒ 金「非番」 ⇒ 土「勤務」 ⇒ 日「非番」
1部、2部ではこのように交互に勤務日が来ています。
例2)1部内で比較
隊員A(1部)
月「勤務」 ⇒ 火「非番」 ⇒ 水「週休」 ⇒ 木「週休」 ⇒ 金「勤務」 ⇒ 土「非番」 ⇒ 日「勤務」
隊員B(1部)
月「勤務」 ⇒ 火「非番」 ⇒ 水「勤務」 ⇒ 木「非番」 ⇒ 金「週休」 ⇒ 土「週休」 ⇒ 日「勤務」
2部交代制ではこのように勤務日に交代で週休を入れて勤務日数を調整します。
3.3部交代制について
3部交代制では隔日勤務をする班が3つになります。
1部あたり1月の出勤が10日になるので2部交代制のように調整休を入れる必要がないのが特徴です。
また、2部制と違って「勤務」⇒「非番」⇒「勤務」のパターンがほとんど無いため身体的には3部制の方が楽かもしれません。
例1)1部、2部、3部で比較
1部
月「勤務」 ⇒ 火「非番」 ⇒ 水「週休」 ⇒ 木「勤務」 ⇒ 金「非番」 ⇒ 土「週休」 ⇒ 日「勤務」
2部
月「週休」 ⇒ 火「勤務」 ⇒ 水「非番」 ⇒ 木「週休」 ⇒ 金「勤務」 ⇒ 土「非番」 ⇒ 日「週休」
3部
月「非番」 ⇒ 火「週休」 ⇒ 水「勤務」 ⇒ 木「非番」 ⇒ 金「週休」 ⇒ 土「勤務」 ⇒ 日「非番」
このように「勤務」⇒「非番」⇒「週休」のサイクルを繰り返していくのが3部交代制になります。
なお、「変則3部交代制」という勤務形態もあり、このサイクルに
「勤務」⇒「非番」⇒「勤務」
が入ったり
「勤務」⇒「非番」⇒「週休」⇒「週休」⇒「週休(日勤)」
が入ったりと変則的な交代制をとっている自治体もあります。
まとめ
以上のように消防署の勤務形態はなっています。
24時間勤務のサイクルはちょっと複雑なので私も入職してすぐは少し戸惑いがあった時期もありました(笑)
今回は24時間勤務の交代について書いていきましたが次回は24時間勤務の中身、勤務時間や休憩時間について書いていきたいと思います。